エネマネ対応「大容量180kW急速充電器」を販売開始
2022年05月30日
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【国内初】クラス最小設置面積で最大4台のEV充電に対応
エネマネも可能な「大容量180kW急速充電器」を販売開始
■要旨
株式会社ダイヘンは、クラス最小設置面積で最大4台のEV充電に対応する「大容量180kW急速充電器」を販売開始します。
本製品は、受電設備に応じた最適な大電力急速充電が可能なだけでなく、当社独自の自律分散協調制御技術「Synergy Link」(シナジーリンク)搭載によりお客様の既設システムや再生可能エネルギー関連機器など、様々な設備と連携したエネルギーマネジメントシステム(以下、EMS)が容易に構築できます。
今回、本製品をラインアップに加え、当社は幅広い出力に対応するプラグイン充電器(普通・急速)からワイヤレス充電、走行中充電に至るまで、あらゆる充電ニーズにお応えする「EV充電システム総合メーカ」として、社会のEV普及促進に貢献してまいります。
■開発の背景
「2050年脱炭素社会」の実現に向け、企業や自治体を中心にEVの活用が拡大しています。今後は、新型車両における車載蓄電池の大容量化やバス・トラックといった大型車両のEV化などを背景に、特に大電力による急速充電の需要拡大が予想されており、急速充電器の設置台数は2035年に 2021年比約3倍の2万4千台になると言われています。(富士経済「EV・PHV向け充電インフラ普及動向調査」)
また、高速道路のサービスエリアのように急速充電器が公共設置される場合、充電待ちのために発生する渋滞や充電の集中による電力ピークの発生(コスト上昇)などが課題となっており、それらを解決するために「複数台の急速充電とエネマネの両立」が不可欠なものとなっています。
■製品の特長
- 「複合型マルチプラグ充電」(特許出願中)により充電渋滞を軽減
- ・1プラグ最大90kW(合計180kW)をEV2台に同時出力可能
- ・プラグを2本追加することでEV4台の急速充電に対応可能
- 設置コストの低減
- ・クラス最小設置面積(0.46m²)で設置工事にかかるコストを低減
- ・1台の充電器で4カ所の駐車スペースの充電に対応
- エネマネ対応
- ・充電の集中による電力ピークの発生(コスト上昇)を抑制
- ・既設システムや太陽光発電・蓄電池システムと連携した施設全体のEMS構築が可能
- ・機器の増設・入替が容易で、将来的な脱炭素化の取り組みにも柔軟に対応可能

180kW急速充電器
■販売計画
受注開始日 | 2022年6月 |
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販売予定台数 | 50台/年 |