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生産活動における環境負荷の低減は企業の大きな責任であるという考えのもと、自主行動計画に「地球温暖化防止・生物多様性保全・廃棄物削減・大気汚染防止」の4項目の数値目標を定め、達成に向けた取り組みを推進しています。
地球温暖化防止(CO2排出量[Scope1+2]の削減)
2023年度のCO2排出量(Scope1+2)は20,047t-CO2でした。2023年度は、売上高原単位は売上構成の変化などにより悪化しましたが、2019年以降の5年では各事業所で省エネ、自動化に取り組み、売上高が増加する中で総量はほぼ横ばい、売上高原単位においては削減傾向としています。
※売上高原単位の計算方法を見直し、過年度の値を修正しています。
<対象範囲> 国内外17事業所
産業用ロボット 製造工程の自動化
主な取り組み内容
- ・照明のLED化、空調設備の更新
- ・省エネ設備への更新
- ・製造工程の自動化、自動検査装置の導入
- ・焼鈍炉、乾燥炉、硬化炉の運転効率化
- ・ボイラーのエネルギー転換
生物多様性保全(水使用量の削減)
2023年度の水使用量は126,713m³でした。2023年度は、売上高原単位は売上構成の変化などにより悪化しましたが、2019年以降の5年では総量はほぼ横ばい、売上高原単位においては削減傾向としています。
※売上高原単位の計算方法を見直し、過年度の値を修正しています。
<対象範囲> 国内外17事業所
主な取り組み内容
- ・検査用冷却水循環装置の導入
- ・塗装前処理設備の運用見直し
- ・食堂下膳口の洗浄用水量の調整
- ・植木自動散水時間の見直し
廃棄物削減(資源の有効活用)
2023年度の廃棄物排出量は916.8tでした。2023年度は、売上高原単位は売上構成の変化などにより悪化しましたが、2019年以降の5年では部材の再利用などに取り組み、売上高が増加する中で総量はほぼ横ばい、売上高原単位においては削減傾向としています。
※売上高原単位の計算方法を見直し、過年度の値を修正しています。
<対象範囲> 国内外17事業所
スチール製通い箱の利用
主な取り組み内容
- ・使用済巻線ドラム解体による有価物・廃棄物の分別
- ・スチール製通い箱の利用
- ・廃棄変圧器のブッシング再利用
- ・プラスチック・木材パレット再利用
大気汚染防止(化学物質の管理と排出の削減)
2023年度のPRTR指定化学物質大気排出量は62,994kgでした。2019年以降、継続的に排出量を削減していましたが、2023年度は海外において顧客指定塗装への対応が増加したため、排出量も増加しました。
※過年度の値を一部修正しています。
<対象範囲> 国内外17事業所
多関節ロボット塗装設備
主な取り組み内容
- ・VOCレス塗料や洗浄液の使用
- ・スクリーン印刷からUVプリンタへの変更
- ・ロボットティーチング見直しによる上塗り塗装の精度向上